2008年8月11日

【Aust】 北部準州の選挙、ほか

先住民族ニュース(64)

オーストラリアの北部準州(NT)で昨日、準州議会(LA)の選挙がおこなわれました。
ご存じの方もあるかと思いますが、帝国石油の海外子会社インペックスの天然ガス開発に絡んでポール・ヘンダースン主席相(労働党)が突然の解散に打って出たものです。

事前予想では現政権(労働党)の圧勝でインペックス開発が加速すると思われていたのですが、昨日、ふたを開けてみれば、労働党の大苦戦。なんと9%以上のスイングで、労働党13、地方自由党11、無所属1という結果でした(選挙前議席は、労働19、地方4、無所属2)。
http://www.abc.net.au/elections/nt/2008/

アボリジニーの星、マリオン・スクリムガーはアラフラ選挙区の議席を守りましたが、アボリジニー議員は5名から3名に減った模様(最終確認まだ)。

アボリジニーの天敵?、デイブ・トルナー(昨年の連邦総選挙で落選した保守系の元下院議員)がアボリジニー現職(大臣)のマット・ボンスンを破って当選(+_+)
緑の党は得票率4.1%で、議席にとどきませんでした。


ついでに、別件ですが、
アーネムランド東海岸のブルーマッド湾先住権訴訟(海の権利)、先週、連邦最高裁が国側の控訴をしりぞけ、アボリジニーの勝訴確定です(^^)/