2009年10月10日

【Abs】 ウルル観光に変化の兆しは?

先住民族ニュース(72)

 オーストラリアのウルル(旧エアーズロック)で、新しい国立公園運営計画(案)が7月に公開され、ウルルへの「登攀禁止」案が議論を呼んでいます。地元先住民族(アナング)は、ウルルに登らないよう観光客にもう何十年以上にもわたって呼びかけ続けていますが、大半の観光客はその呼びかけを無視しています。(ふもとには、登らないでという日本語の看板も立っていますが、多くの日本人観光客が登攀に挑み、滑落死したり、ヘリコプターで救助されたり、ごみを捨てたり、頂上でうんちをしたりしてます。ひどいもんです。日本人だけではありませんけど。)

 登攀への代替案のひとつとして、アナングの提案により、新しい展望台(プラスそこからのアボリジニー・ガイドによるツアー)がオープンし、先日、おひろめの儀式があったそうです。

 その儀式の様子のスライドショーとアナング女性たちの歌声が、現在、ABCラジオの下記サイトで公開されています。連邦環境相ピーター・ギャレッツのインタビューも流れており、先住民族との共同管理についてのコメントが聞かれます。
http://www.abc.net.au/local/photos/2009/10/08/2708819.htm

新しい運営計画案は↓こちらからダウンロードできます。
http://www.environment.gov.au/parks/publications/uluru/draft-plan.html

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