2012年3月25日、名古屋での「放射能測定活動に関する研究交流会」(高木基金主催)の様子を会場から中継ツイートしたものを再録します。
当日ツイートしたままですので、一部、文章に乱れがありますが、ご笑覧ください。
なお、高木基金では、市民による放射能測定(食品および環境試料)の経験と課題を共有するための、このような研究交流会を定期的に開催していく予定です(次回は6月下旬)。お問い合わせ、事務局までご連絡ください。
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名古屋にて、高木基金主催、放射能測定活動に関する研究交流会、いま始まりました。全国から16団体が集まり、活動報告と技術面での交流、課題の共有などをしていきます。まずは、各団体5分ずつの自己紹介(それぞれ詳細な活動概要の一覧資料=事前アンケートを見ながら)
1「ちょうふ市民放射能測定室」準備室 藤川泰志さん 調布近辺の落葉・土などの測定 これからアロカNaIスペクトロメータを仕入れて食品等の測定室を立ち上げる。2インチか3インチで迷って、機種確定保留。インド・ウラン鉱山訪問のことも紹介。おむすびアートで福島農産物応援したい。
2「せとうち市民放射能測定所」大塚尚幹さん(川内村から岡山市へ、小さい子つれて避難)チェル事故のとき中学生、当時、自治体が測定器購入した。今回は日本のことなのに自治体の腰重い。市民で自主測定、移動測定も。At1320a 2.5インチ 年300検体くらいをめざし測定・公表。
3「さっぽろ市民放射能測定所」富塚とも子さん 同じくAT1320a(4月末納入予定) チェル事故のとき測定室の設置に挫折した人たちが再度たちあがる。行政のもつゲルマとの役割分担を考えつつ、福島からの避難者とも連携しつつ。
4「いわき放射能市民測定室たらちね」木村肇二郎さん いわきはヨウ素の初期被曝にさらされた。寄付と貸与でスペクトロメータ4台、WBC1台。実績1200検体、ほとんど10Bq/kg以下 市場流通とは別のコメの贈与経済にも留意。海幸山幸の土地だったが津波と汚染で両方やられた。
4(たらちね)続き WBCのデータ見てると、山に入る人の数値がやや高い。食品ではなく呼吸か? 苔の濃縮も高い。測定器の校正に技術的課題。当初「野戦」の感覚で始めたが、「長期工作戦」の段階に。「威張るなゲルマ」シンチでいかに精度をあげていくか。
5「チェルノブイリ救援・中部」池田光司さん 南相馬に測定センター LB2045 井戸水のラドンはBiのピークを読むなどして判別。Bkg(屋外0.3uSv/h)の変動への対処など課題。地元との信頼関係を数字と説明でどう培っていくか。
6「放射能からきれいな小国を取り戻す会」菅野昌信さん(伊達市霊山町)応用光研のシンチ(3インチ)2台 小国地区90世帯が「避難勧奨地点」(3uSv/h以上)。しかし指定をめぐる不公平で地域内あつれき、回覧板もうまく巡らない状況。100mメッシュ500+【533】地点の線量率マップ化
6(小国)続き/ ベクレルモニター2台借り入れ、食品分析に取り組み始めたところ。公民館に設置。測定器の汚染への対処など、技術課題はいろいろ。
7「たまあじさいの会」雨宮一好さん ごみ最終処分場周辺の2次汚染と健康被害に取り組んできた。鉛・ダイオキシン・カドミウム・ヒ素・水銀など従来の汚染に加えて、ごみ焼却で濃縮された放射能が最終処分場に集まってくるという厳しい現実。
7(たまあじさい)続き/ 処分場周辺の野鳥減少、植物異変、風下集落のがん多発など、すでに起きていることに、これから放射能が加わってどうなるか。ともかく調査して記録をきちんと残していく。PA1000で線量調査。バグフィルタ神話の一人歩き。
8「個人被ばく市民調査 支援の輪プロジェクト」藤田康元さん 「支援の輪」プロは茨城福島両県でポケット線量計を貸し出す活動。週30uSvをこえるケースもあるが、精密な検証が課題。藤田さんは別途「筑波市民放射能測定所」を準備中(AT2310a)。
9「放射能測定伊那谷市民ネットワーク」小川正紀さん AT1320a 基準値をこえた測定結果の公開のしかたをめぐり、トラブルもあった。ほかの測定所の経験や方針を参考にしたい。伊那谷の作物はほとんど汚染されていないが、干し椎茸のデータを広範囲に見ていきたい。
10「放射能市民測定室・九州(Qベク)」応用光研FNF-401発注済み、4月末納品。まだお金たりない。データの一人歩きが心配、公開のしかた、会費制のありかたなど、経験を共有したい。九州は問題意識ひくく、なかなか大変。
11「長岡市民放射線測定会」佐藤公俊さん 測定所は立ち上げず、測定調査と勉強会 「たんぽぽ保育園」ごめんお名前わからない、女性。新潟市内で“野生児”保育。エステーACで露地の測定を続ける。子育て中の父母にわかりやすい情報の示し方を工夫していきたい。食品はPA1000のキットで。
11(たんぽぽ保育園)続き/ Radiの食品測定キットだと検出限界の制約あり、有効な活用法をさぐりたい。阿賀野川の土壌調査も継続していきたい。
12「小さき花 市民の放射能測定室」石森秀彦さん(仙台市、有機農家)FNF-401 宮城県(とりわけ仙台市)は放射能への対応が遅れている。有機農産物の宅配、中止せざるをえず。測定が本当に必要なところを支援していく取り組みが必要。東京に測定室がたくさんできるのは../続き
12(小さき花)続き/..それ自体はよいことだが、人口の少ないお金のない地域での測定こそ必要。宮城県でデータが全く蓄積されていない状態に一石投じたい。何Bqまで食べるか、自由意思を大切にしたいが、そのために判断材料を多くしないと。
13「放射線測定室アスナロ」牛崎妙子さん(東京・足立区)FNF-401 ホットスポットの試料だから高いとも限らず、その逆もある。福島から送ってもらっての測定も。軽い食品(布海苔とか)だと測定のための重量確保が困難で、どうしたらよいか。
14「日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)放射能測定室」(Teamめとば)浜崎竜太郎さん(信州大物理学科の学生)アロカのスペクトロメータほか3台とキャンベラのGMC50台。検出限界をいかに抑えるか。ピークの解析ソフトについて詳しく知りたい。給食の問題も課題。
15「原子力資料情報室タニムラボ」谷村暢子さん EMFのシンチ・スペクトロメータ(4月納品予定)農家との共同研究体制を組んでいく。土を多く扱うことになるので、測定器の汚染にどう対処するかが課題。
16 フクロウの会の「フクロウラボ」(青木一政さん)は、今回不参加だが事前資料が提出されてます。AT1320a 食品・土・母乳・尿のほかハウスダストの測定も。行政に働きかけるためのデータとして使用していく。
高木基金・放射能市民測定の研究交流会(in名古屋)いったん休憩後、再開なう。大沼淳一さん(高木基金・選考委員)が名古屋C-ラボ(市民放射能測定センター)の取り組み紹介。昨年6月の高木基金緊急助成で測定室をたちあげた。/続く
大沼さん続2 専門家とボランティアの共同体制の確立、自主基準の設定という目標、さらに汚染激甚地への支援につなげていきたい。機種はアロカの2.5インチ、遮蔽38ミリ、ほんとはもっと厚いほうがよいが重くなる(設置場所困難に)なる。
大沼さん続3/ 各核種のさまざまなピークの説明。やはりシンチはゲルマに勝てない。ゲルマはピークが鋭い。市民ネットワークで1台あればチェックに使える(あやしげなピークの検証に必要)。シンチでは結晶と試料の位置関係が重要。容器にぎっちり詰めないとメーカーの用意した計算ソフトが狂う。
大沼さん続4 測定器は買っておしまいではなく、メーカーにどんどん質問・要求してアフターケアさせることが大切。サーベイメータでは100Bq以下は測れないと考えたほうがよい。行政の給食データなど、この意味で使えないものが実はある。
大沼さん続5 シンチの精度はNaI結晶の大きさが決め手。3インチ欲しい。マリネリ容器の導入で精度は向上。ボランティアの育成、毎月講習を開いて養成、シフトを組んで測定体制を組んでいった。専門家に頼り切らず市民科学者の層を厚くしていくこと。
大沼さん続6 スペクトルのサンプル(鱈、茨城の栗、土、ほか)挙げながら、説明。誤差の表示、ベルトールドのソフトは要注意。検出器の検出効率も意識して。容器にきっちり詰めないと効率さがる。紛らわしい天然核種ピーク(鉛214、アクチニウム228など)に注意!
大沼さん続7 測定器が汚染されると除染がたいへん。土を扱うときは最大限の注意を。Cs134の含有量が多い試料(とくに土・灰)だと137とのサムピークがK40と重なって判別できないので、要注意!(カリウムの過大評価の要因である場合も)ヨウ素と鉛のピーク誤認もよくある。
大沼さん続8 名古屋市内のホームセンターで販売されていた腐葉土で2万Bq/kgを超えた例(表面1.48Sv/h)。あま市の学校給食用シイタケ357Bq、しかし水に戻すと20Bq。何をどう測るかについても議論必要。
大沼さん続9 丸森町(行政)の測定結果を市民測定所複数でクロスチェックした事例の紹介。行政は10分測定だった。基準値超えたところで測定中断? きちんと時間はからないとデータ違ってくる。K40は鉛遮蔽の厚さで違ってくる。38ミリで80%カット。しかし鉛遮蔽体が放射線だしてた例も。
大沼さん続10 マリネリ容器と対応ソフトをアロカ社に改良させた結果、検出限界は倍以上下がった。尿などは濃縮しての測定など、工夫の余地あり。C-ラボなりの自主基準については午後にお話ししたい。政府新基準より被曝量1桁低く。
大沼さん続11 厚労省が公開している測定データは累積11万件程度。市民測定所が100箇所たちあがれば(すでに80は手があがってる)C-ラボ他の実績からみて12万検体はできる。政府の測定体制がいかに貧弱か。市民のネットワークの可能性をフルに発揮すれば、情報公開への大きな力に。
大沼さん続12 測定器ごとの性能比較表(暫定版を提示)、カタログを較べてもだめ。メーカーの技術者とやりとりしながら、実態を把握しないといけない。この点、メーカーの対応がかなり違うので、その情報も共有していきましょう。
大沼さん続13 200日おき40日の保養で、内部被曝を半分にできる。子どもを学校・クラス単位でひきうける(県や市の現有施設で可能)体制を今後つくっていくためにも、各地の測定ネットワークの情報と人脈が果たせる役割あり。
大沼さん続14 質疑若干。測定温度の要因、情報の公開原則のこと、土の測定のこと、測定誤差のこと(どこで見切りをつけるか)、新基準への行政の対応のこと、ほか。昼食休憩に入ります。ふぅ。。。
【放射能市民測定】高木基金の名古屋ミーティング、市民による放射能測定の研究交流会、13:40再開。午後はディスカッション(16時まで)とC-ラボ見学会。たぶん途中でバッテリーへたると思いますが、それまで囀ります。まずは、自主基準の設定について、大沼さんから補足説明。
【放射能市民測定2】放射能のリスクは化学物質のリスクに較べると、かなり甘く設定されてきた。10万人で500死というのは、結構おおきなリスクと見るべき。またこれはガン死だけなので、ほかの疾患はカウントされていないし、甲状腺ガンも致死性が低いということでカウントされていない。
【放射能市民測定3】C-ラボでたてた自主基準(東海基準)、名古屋での都市生活を想定しているので、東日本ではまた別の考え方も必要。0.22Sv/pa(Cs137係数)で設定したが、ベビーフードなどではゼロ追求。いわき「消費者のゼロBq志向は強い。限界以下という結果が信頼されない」
【放射能市民測定4】おぐに「汚染濃度高いので作物への移行も大きい。県の測定だとNDという紙が返ってくるが検出限界も示されないし測定時間も知らされない。NDがかえって不信を増している状況。」ちいさき花「今の状況でゼロはあり得ないので、4でやっている。実現可能な目標として。」
【放射能市民測定5】小さき花「自主基準を決める意味がよく分からない。科学的根拠はあるのか」「いや、あくまで社会的合意」「ICRPとECRRで5倍ちがうし、個人差が2桁のオーダーでかぶるので、えいや!という話になる。」「安心とか不安に目盛りはつかないので、う〜ん、が正解」
【放射能市民測定6】大沼さん補足: あくまで我慢してどこまで食べるか。汚染の現実と生産者の状況の両方を見て。自主基準だが、もちろん政府にも求めていく。政府基準が甘すぎることは明らかなので。しかしどこか別の国の基準に「正解」があるわけではない。
【放射能市民測定7】せとうち「政府基準以下の数値を公表すると企業から訴えられる可能性はある、と弁護士助言あった。数値は出してもコメントをつけると法的には微妙。別の弁護士からは数値を出すこと自体が営業妨害にあたると見なされうる、との助言。」
【放射能市民測定8】いわき「WBCうけたお母さんが、子どもに何を料理してやっていいのか分からない、と泣かれる。」小さき花「数字とリスクは正直なところ分からないし、分からないかと伝えるのがよいのでは」
【放射能市民測定9】守田敏也さん「ICRPのSv換算モデル自体がいちじるしい過小評価だという認識をまずもたないと。」C-ラボ渡邉極之さん「サンプル測定で危険を察知することはできても安全は確認できない。農地でも食品でも、汚染はすごくまだら。液体はともかく固体ではばらつきが大きい。」
【放射能市民測定10】渡邉さん続き「限られたサンプルで、傾向はある程度読めても、ロシアンルーレット的不確実さは残る。その段階で自主基準のような線引きはしないほうがよい。」─ 自主基準をめぐってはC-ラボのなかでも、ずっと議論が続いているとのこと。たぶん結論はでない、と大沼さん。
【放射能市民測定11】測定依頼者(食品流通業者)と測定室とで測定結果の公開をめぐってトラブルになった事例の紹介 ── ここは依頼者との約束にもとづき、非公開情報なので、ツイートも省略(=_=)
【放射能市民測定12】小さき花「(数字は)出せば出すほど批判は来る。給食の測定結果だけは出さないで、いつか刺されるから、と親身で言ってくれる人もいる。除染が困難な魚介の場合はたしかに産業への打撃も大きいので、注意が必要。会員制でクローズにするのも一案。」
【放射能市民測定13】守田さん「ケースバイケース。京都で保育園の給食を測っているが、非公開が条件。というか非公開にして初めて測定が可能になった。」大沼さん「C-ラボは、全品測定体制の構築をめざしている。ベラルーシは1日3万検体測っている。今の日本の測定体制はあまりに脆弱。」
【放射能市民測定14】「それにむけて測定数の実績を増やし、多少の批判はあっても公開して、流れを作っていくしかない。公の測定体制が貧困だという基礎認識からスタートすること。」たまあじさい「裁くための公開ではなく、市民に判断する材料を与えるのが市民科学の基本。そこに立って柔軟に。」
【放射能市民測定15】小さき花「公開してうまくいった(事態が改善された仙台の牛乳のような)ケースもある。」大沼章子さん「新基準は前提基準ではなく食品衛生法の拘束力のあるものなので、超えたら違法。市民測定所から通報する事態も今後ありうる。」
【放射能市民測定16】質問「土で高い数字が出た場合の扱いは?」小さき花「8000Bqを超えた灰など、試料はやまほどあるが、県は、埋めといてと言うだけ」守田「土の汚染は農業者の被曝でもあるという視点を」
【放射能市民測定17】国の基準は穴だらけだし、流通も1社あいだに入れば出所がわからなくなる。そういう現状が変わらないと。大沼さん「愛知県のゲルマは5台あるが、食品用は1台で、1日8時間しか稼働していない。市民がシンチでどんどん測定して、追い詰めていかないと公の体制が動かない。」
【放射能市民測定18】C-ラボ安藤さん「地元中小のスーパーと話しあって測定する動きを準備している」細川「スーパーの取り組みを変えることが目的なので、仮想敵にしない戦術を。」チェル救・池田さん「南相馬にいくと食べないとしょうがないという事情もある。マルを増やす活動を心がけたい。」
【放射能市民測定19】せとうち「ピーク面積の計算の仕方、メーカーが公開してないので、どうしたらよいのか?」大沼淳一さん「ソフトをまるまるもらって解析している。そういうことに応じてくれるメーカーを選ぶ。」C-ラボ大沼章子さん「アロカは関数フィッティングで読んでいく。/続く
【放射能市民測定20】大沼章子さん/続き 厚労省は窓を決めて(eg. 540-830keV)全部測るという方法を提唱。Atomtexも同様の処理。アロカはジニーという裏ソフト(ゲルマと同じ)で補正してる。」「全測定室から全メーカーにソース公開を要請すべき」「そうだそうだ!」
【放射能市民測定21】大沼さん「アロカも、実はキャンベラのソフトを使ってるので、C-ラボではキャンベラから直接、ソースをもらった。でも、測定所ネットワークでの断交もやっていいですね。」
【放射能市民測定22】せとうち「Cs137だけでて134が出ないケースは?」大沼淳「チェル事故や核実験の137を拾っている場合も、134+137のサムピークの場合も」小さき花「魚介では銀のピークが137に読めるケースもあった(ゲルマで確認)」
【放射能市民測定23】Q「フードプロセッサの洗浄は皆さんどうしてますか?」C-ラボ「水洗い。ただしシイタケのように濃度の高いものは鋏で切って、FPが汚染されないようにしてる」小さき花「検体は切って持ってきて下さいとお願いしてる」「検体の処分は?」「8000Bq以上のは保管」
【放射能市民測定24】小さき花「測って出なかったものは、貴重な堆肥の原料に。あるいは、美味しくいただいてます。」C-ラボ「ふつうにごみ出しします。」
【放射能市民測定25】Q「Cs134だけ出たことがあって、応用光研に問い合わせたらラドンでしょう、と言われた」大沼淳「(?_?)」大沼章「応用光研のは3インチ50ミリとスペックは素晴らしいけど、ソフトが不透明。もうちょっと親切に対応してほしい。」
【放射能市民測定26】ちょうふ「応用光研は測定時の温度を一定にと強く求めているが?」大沼淳「ソフト上の瑕疵である可能性がある。メーカー技術者からの説明が欲しいところ。」「メーカー共通で使える容器があると、試料交換して相互検証がしやすい。」これも断交事項かな?
【放射能市民測定27】標準試料が欲しい ── 大沼淳「名大の高野さんが作ってもよいと言ってくれてる。ただ、土だと相当攪拌してもばらつきが出るので、簡単ではない。」
【放射能市民測定28】ネットワークとして取り組んでいくべきことは? 精度向上の工夫の共有、行政の対応についての情報交換、メーカー交渉・要請、声明だしたり、賞?だしたり。
【放射能市民測定29】さっぽろ「行政が聞いたこともないメーカーの測定器を買おうとしてるが...」大沼淳「那須では性能比較表を提示して選んでもらえたので、比較表のバージョンアップをしたい。変なもの買わせない、というのも大事な運動。」
【放射能市民測定30】「ぜひMLを作ってほしい」「データの公開性の問題もあるので、注意が必要」「全国市民放射能測定ネットのMLが先行して立ち上がってるので、そこに合流していくのがよい」基金事務局・菅波完さん「直接顔をあわせて信頼関係をつくるところから始めた。今後も続ける。」
【放射能市民測定31】守田さん「内部被曝研究会では医師のネットワーク作りを進めている。ぜひ連携を。」おぐに「空気からの内部被曝についての取り組みは?」たらちね「いわきでは野外活動による吸引は無視できない要因。マスク着用などの注意しかできていないが。」
【放射能市民測定32】たまあじさい「がれき問題に十分注意を。バグフィルター神話が一人歩きしていて危険」藤原寿和さん「政府交渉も進めていく。日本の“基準行政”の問題が煮詰まってきた感がある。あと、市川でも測定室の立ち上げを夏にむけて準備してます。」
【放射能市民測定33】小さき花「市民測定室をこれから立ち上げる際は、カンパ・寄付だけにたよるモデルは危ういし続かない。仕事になるような経営モデルも意識して。うちは24時間稼働して、被災者を雇用するなどの形態をめざいてるが、なかなか大変。」
【放射能市民測定34】さて、定刻をすぎてしまいました。菅波さんから、細川理事まとめなさい、とふられたので、しどろもどろの挨拶。どもありがとございました。で、C-ラボの見学に行きま〜す!