9月2日付の讀賣新聞で、石川迪夫(元北大教授)が「美浜事故から学ぶこと」という論説を書いている。ご存じ、原発推進派の知恵狸のような御仁だが、今回の事故を「放射能漏れや炉心溶融とは無縁の、一般産業面での事故」と言い切っているので、びっくらこいた。
原発の隅から隅までを知り尽くした技術者が、こんなあからさまなウソをついていいんだろうか。二次冷却水が一気に7割失われたという事故だ。どこかでひとつポンプが動かなかったりしたら、蒸気発生器が空焚きになって、炉心溶融(メルトダウン)に直結する。
マスコミの皆さん、このあたりをきっちり確認をとって、書かなきゃだめよ。
【訂正】
「ジャビルカ通信」、番号ふりまちがい
9月1日発信のは、147号ではなくて、149号でした。ごめんなさい。
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